第8回関西環境教育合同研究大会「持続可能な社会を目指し、地域から発信する環境教育」開催案内
開催趣旨
持続可能な社会を妨げる、気候変動に伴い災害を多発する自然と、人間生活に様々な恵みを供給する自然との共生を、グローカルな視点に立って、国際的な動向を踏まえ、地域での実践事例に基づき、これからの環境教育・啓発の在り方を探るために、今回の大会テーマを企画しました。
人間活動が自然環境を激変させていることから、「人新世」が新たな地質時代区分に提唱されました。最終的に否決されましたが、その意味は環境教育の視点からも再検討される必要があります。気候変動など環境変化による自然災害を踏まえ、災害と恩恵という自然の持つ二面性に、身近な地域からどのように向き合っていくかを考察します。
さらに、後半に予定しているパネル・ディスカッションにおいて、滋賀県では、これまでも琵琶湖流域を中心に様々な環境教育が取り組まれてきました。ここでは、その特色ある実践事例を紹介するとともに、自然の二面性を理解できるために、発達の段階に応じて自然の恩恵に気付き、滋賀県にとどまらない、これからの時代を創る地域の環境教育の在り方を探ります。
また午前中に予定している研究発表では、8月に開催されました第35回年次大会(千葉)におきまして、悪天候および公共交通機関の影響により発表をキャンセルせざるを得なかった会員のためにその機会を提供したいと思います。ぜひ奮ってご参加ください。
会期:2025年2月8日(土曜日)9時30分〜17時00分
会場:滋賀大学大津サテライト(JR大津駅前/大津市末広町1番1号)(対面開催のみ)
プログラム
9:00 開場・受付
9:30-12:30 研究発表(対面開催のみ)
13:30-16:30 シンポジウム「持続可能な社会を目指し、地域から発信する環境教育」
基調講演「気候変動・多発する自然災害と地域の自然の恩恵を理解する環境教育」
藤岡達也氏(滋賀大学)
パネルディスカッション「自然の恵みに気付き、地域から発信する環境教育」
コーディネーター 中野友博氏(びわこ成蹊スポーツ大学),畑田 彩氏(京都外国語大学)
パネリスト
・桑原康一氏(滋賀県立琵琶湖博物館 主幹)
・大前宣徳氏(森林環境学習「やまのこ」専任指導員)
・野村祐美子氏(琵琶湖河川レンジャー)
質疑・総合討論
16:30-17:00 閉会・交流会
17:30-19:30 懇親会(事前申込 要/別料金)
発表・参加申込フォーム
https://forms.gle/EiTz7MacJhu1ysL59
発表申込期間:2024年12月2日(月曜日)締切
参加申込期間:2025年1月25日(月曜日)締切
お問い合わせ先:ee.kansai <at> gmail.com
主催:日本環境教育学会関西支部,関西環境教育学会
参加費:一般・大学院生 2,000円 大学生・専門学校生・高校生 無料