第3期(2021〜2022年度)代議員選出結果報告

2021年7月5日

                            選出管理委員会 委員長 村上千里
                                    委員 飯沼慶一
                                   委員 福井夏海

 第3期代議員選出プロセスの結果、支部代議員14名、選挙代議員15名が選出されました。今回の選出プロセスおよびその考察に関しまして、次のとおりご報告いたします。

1.支部代議員

 代議員選出規約第2条4に従い、支部代議員は各支部内の選出方法によって各支部2名が選出されました。(敬称略、支部別50音順)

北海道支部   田中 住幸  野村 卓
東北支部    小野瀬 剛志 後藤 忍
関東支部    阿部 治   福井 智紀
中部支部    上坂 博亨  田開 寛太郎
関西支部    水山 光春  渡辺 理和
中国・四国支部 石山 雄貴  田村 和之
九州・沖縄支部 大島 順子  三宅 博之

2.選挙代議員

 2021年4月15日の代議員選出告示を受け、締切日までに15名の立候補を受け付けました。立候補者が 16 人以下のため、選出規約第16条2により、信任投票を行いました。有効投票数は144票、全ての立候補者は過半数を獲得したため、選出規約第25条4に基づき信任されました。(敬称略、50音順)

岩本 泰  大塚 啓太 酒井 佑輔  佐藤 真久  白井 信雄
田邊 龍太 藤 公晴  中村 和彦  西村 和代  野村 康
萩原 豪  秦 範子  櫃本 真美代 増田 直広  森 高一

3.有権者と投票率

 有権者数:987人
  *選出が告示された時点において正会員である者(選出規約第 13 条)
  *4月15日に告示郵送(34件宛先不明で返送)
 有効投票数:144通(電子投票:141、郵送による投票:3、 無効票はなし)
 投票率:14.6%

4.選出プロセスにおける報告事項

 第3期(2021〜2022年度)代議員選出告示と同日に、本学会の代議員選出/選挙サイトに理事会からのメッセージとして「次期(2021、2022年度)理事の選出に関する申入れ」(以下、「理事会の申し入れ」)が公開され、翌日の環境教育メールニュース22号及び23号において同メッセージが掲載されました。このことは選出管理委員会には事前に知らされていませんでした。そしてこの「理事会の申し入れ」に対し、5月4日東北支部から学会理事会宛に、また5月6日会員から学会事務局宛に、代議員選挙への影響を懸念する旨の意見書が出されました。選出管理委員会は提出された意見を重く受け止め、5月9日に臨時会議を開催し、経緯の確認と対応について話し合った結果、5月14日に予定していた「選挙代議員選挙の投票および開票に関する告示」(以下、投開票等に関する告示)をひとまず延期し、5月15日に予定されている理事会において、今回の「理事会の申し入れ」に対する会員意見を議題として取り上げ、選出管理委員を交えその影響と今後の対策について話し合う場を持つことを申し入れました。
 申し入れは理事会に受け入れられ、5月14日の告示は延期する旨をウェブサイトにて報告、5月15日の理事会には選出管理委員3名も出席し、以下の3点を示したうえで協議を行いました。
  ①選出管理委員会は「理事会の申し入れ」が選挙に影響を与える可能性を否定しきれないと考えている
  ②選挙継続に当たっては、選出管理委員会より「理事会申し入れにとらわれず、会員の自由な意思に基づく選挙を行ってほしい」旨を伝える
  ③「今後は理事会並びに役員の方々が、選挙期間に選挙や次期役員に関する発言を公式に行うことについては控えるべき」との決議を理事会で行うことを提案する
 その結果、①や③、支部及び会員からの意見への回答に関しては結論に至らなかったことから、理事会として協議を継続することとなりました。②に関しては受け入れられ、選出管理委員会は速やかに投開票等に関する告示を行うこととなりました。5月19日に発出した投開票等に関する告示では、文末に「会員の皆さまには、3月20日付で理事会より発出された 「次期理事(2021、2022年度)の選出に関する申し入れ」にとらわれず、会員の自由な意思での投票をお願いいたします。詳細については後日ご報告いたします。」と記載しています。
 その後、理事会から支部及び会員への回答については、7月3日の理事会での議論を経て会長(代表理事)メッセージとして発出するとの報告を受けました。

5.代議員選出全体を通しての考察
 今回は選出規約改定後はじめての選出プロセスとなりましたが、告示、立候補、投票、開票において、事務手続やシステム運営における大きな混乱はありませんでした。ただひとつ、上記「理事会からの申し入れ」に関する検討と対応については、選出管理委員会としてかなりの時間を費やすこととなりました。
 選出管理委員会は、代議員選出告示のタイミングでの今回のような申し入れは発出すべきではなかったと考えています。そして「今後は理事会並びに役員の方々が、選挙期間に選挙や次期役員に関する発言を公式に行うことについては控えるべきである」との意見を本報告に記すことにいたします。
 また、立候補者が定員に達しなかったこと、投票率が低かったことは、残念なことでした。投票率に関しましては、今回投開票に関する告示を郵送ではなくメールおよびウェブサイトに切り替えたことが少なからず影響しているのではないかと考え、次回は郵送に戻すことを検討課題として挙げておきます。また、パスワードに英字の大文字と小文字の両方を使ったことから、大文字のI(アイ)と小文字のl(エル)の誤入力でエラーとなったことに起因する問い合わせが複数見られ、事務局に問い合わせることなく投票を諦めた会員がいた可能性も考えられます。この点については、次回は大文字のみでパスワードを作成することを提案いたします。

 以上をもって、第3期代議員選出管理委員会からの報告といたします。新代議員及び理事会のもとで、より多くの会員が学会運営に関心を持ち、積極的に参加されるようになることを期待いたします。

以上